テーマ
現代アメリカの宗教、教育、セックス
方針

ゼミナール3年(アメリカ社会論I)およびゼミナール4年(アメリカ社会論II)について
 ゼミナール3年(アメリカ社会論I)およびゼミナール4年(アメリカ社会論II)は2年間にわたり継続展開される。またゼミ履修希望者は、担当教員のメディア・コミュニケーションI(ジャーナリズム・イングリッシュ、前期)、メディア・コミュニケーションII(ネットワーク・イングリッシュ、後期)、地域研究I-a, b(北米)を履修することが望ましい。とくにゼミ履修希望者が定員を超えた場合、同科目の履修者を優先する。
 
内容は次の通りである。アメリカ公教育で起こる諸問題を調べ、アメリカ社会に特徴的な対立や問題を理解し、そこから日本社会への示唆をひきだす。担当者の研究関心に基づき、とくに宗教と科学の対立、学校改革、LGBT(性的マイノリティー)カルチャーという3つの視点を重視する。いずれも日本社会を考える上で重要な視点であるが、レポートのテーマについてはこれらに限定せず、原則として履修者の希望・関心を優先する。
 ゼミでは毎回12名の報告者がプリントアウトされたレジュメ、パワーポイントを用いて発表する。その報告について、他の参加者はコメントを求められる。パワーポイントをはじめ必要なソフトの使い方については、ゼミ内で指導する。
 履修者は次の順序で履修をすすめる。3年前期に、「学校改革」の視点からチャータースクール運動について調査する。1990年代初頭に始まった市民による公立校づくりの動きは急速に拡大した。日本でも構造改革特区の流れのなかで公設民営校が始まりつつあり、株式会社やNPOが学校経営に参加できるようになっている。その意味で、チャータースクール運動の長所や問題点を確認する意味は大きい。
 3年後期に、「宗教と科学の対立」の視点から特定分野の教育(生物学と性教育)を公立校から締め出そうとするキリスト教保守の動きについて調査する。政教分離原則にかかわるこの問題は、賛否の対立において、教科書問題などと似た構造をもつ。その意味で、日本社会への示唆に富む。
 4年前期に、「LGBTカルチャー」の視点からサンフランシスコを事例として性的差別撤廃を求める運動について調査する。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの問題について、ようやくとり組み始めた日本の学校教育にとって、サンフランシスコの事例には学ぶところが多い。
                                                                                                                                                                        

活動内容
チャータースクールは各自調べたものを発表。
創造論運動については昨年度アメリカの学者を招いて講演会を実施。それに使用する原稿の訳とパワーポイントで資料を作成。意識調査の集計はゼミ生で分担し、一つのレポートにまとめ上げる。